示談は慎重に

示談のハンコはすぐ押すな

自動車保険の相談を受ける際に、示談になった際の質問を多くいただきます。
示談書は、加害者が刑事罰の対象になっている場合、刑が軽くなる場合があります。殺人事件でも被害者の遺族に慰謝料としてお金を積み、それを遺族が受け取った場合、遺族の気持ちが慰撫されたと判断されて、罪一等が減じられることが一般的です。
ですから、加害者にとって被害者との示談書がある場合、刑が軽くなる有力な材料ですから、加害者から仮の示談書が欲しいと懇願されることがありますが、これは絶対に拒否しなければ、あとでもめる原因になります。
まして刑を軽くするためにニセの示書に署名、捺印を求められたら絶対に拒否しなければなりません。冷静に、時には心を鬼にして断固としてつっぱねることが必要です。
特に示談書は、一度署名、録印すると、勝手に無効にすることはできません。ですから示談書の中には、将来に発生しそうな後遺症などについては、協議するような条文を必ず入れておくことです。
どうしても示談書を破棄したい場合は、示談書の無効を裁判で訴えることになり、はなはだ大変な時間とお金がかかります。ですから示談書の草稿ができたら、自動車事故を専門としている弁護士や交通事故紛争処理センターで相談するといいでしょう。

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